つの不確実性

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3つの不確実性

消費社会優位へのパラダイムシフトが企業経営に挑戦する3つの不確実性、従来型経営の企業は存続の危機に直面するでしょう。

 18世紀半ばから始まる産業革命以降、私たちの経済社会はものすごい勢いで発展してきました。現在では、大半の国民が産業社会で働くと共に、産業社会で開発生産される製品・サービスを消費する消費社会を構成しています。企業は売り上げ拡大の必須要素の一つ、価格競争力を強化するため、グローバル&ローカルに拠点展開し、日本だけでなく世界中の消費者に製品・サービスを展開しています。

 一方、戦後、高度経済成長を成し遂げた日本では、経済をリードしてきた主要産業の変遷が続いてきました。繊維、鉄鋼、家電、自動車、製薬、エレクトロニクス、IT等主要産業の変遷と共に企業も倒産、吸収合併を繰り返し、企業経営のコア領域と言えども革新、変革の波に飲み込まれて来ました。雇用を維持し、必要な利益を創造しながら企業存続を実現することは並大抵のことではありません。

 消費社会の需要変動(1)にタイムリー、適切に追随し、製品・サービスを消費者に提供、今期の経営利益を実現する現場、また、製品・サービスのライフサイクルに合わせ、適切なタイミングで競合優位と利益創造を実現する製品・サービス(2)を市場投入する開発、そして、将来のコアビジネス(3)がどのようなものか、それを見定め企業体制、知識開発、社員教育等の準備、投資を推進する経営が共存してはじめて雇用維持、企業存続が実現できます。

 これら3つの不確実性の核心は、経営の役割である知識開発、社員教育であることは言うまでもあるません。