持続可能な社会実現への貢献

知識はデジタル記憶され、再利用されるとともに、社内外、社会全体でタイム＆スペースフリーで学習、伝達されていきます。

　私達一人ひとりは、一般的に産業社会で働く労働者あるとともに消費社会で生活する消費者という二面性をもっています。知恵、労働力を提供し働くことで賃金を得、その賃金で生活に必要な商品・サービスを評価、選択、購入し生活しています。これは産業社会と消費社会で構成する実体経済で、「知識」が循環していることを意味します。

　一方、私達は、経済社会の発展という時間の流れの中で生活しています。ここ半世紀の時間の流れは、産業社会を重厚長大から軽薄短小へ、そして、ナノテク、超軽薄短小へと変化させ、私達一人ひとりの生活の質の向上に貢献して来ました。当然ですが、産業社会で必要とされる知識も変化、高度化し、主要産業も変化して来ました。

　また、コンピューター、ソフトウェア、ネットワークに代表されるＩＴ、デジタルテクノロジーの進化によって、経済社会の発展スピードは加速度を増しています。バーチャルモデリングによる製品開発シミュレーションは、品質向上、機能向上、コスト削減、開発期間短縮に圧倒的な成果をあげ、消費社会に新しい付加価値を提供しています。

　投入された知識はデジタル記憶され、再利用されるとともに、社内外、社会全体でタイム＆スペースフリーで学習、伝達されていきます。ＩＴ、デジタルテクノロジーを装備したこれからの社会、人々はその恩恵を最大限利用し、現代社会、自然環境で起きている様々な問題をシミュレーションし、最適な解を見つけ解決することでしょう。