プロセス構造と役割

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プロセス構造と役割

企業内プロセス構造と役割

 なぜなぜなぜと企業を細かく分解していくと最後に個別変化を実現する最小単位の『手順』に突き当たります。そこからステップバックすると付加価値の創造単位の『機能』にまとまり、更に売上利益を最大化する活動単位の『活動』にまとまります。

 この分解と再集合は、製品サービスを開発するプロセスでも製品サービスを製造販売するプロセスでも全ての社員が競争優位を実現するために働ける環境を作る経営プロセスでも同じです。

 ITプロジェクトの基本は3つの不確実性(需要変動、顧客ニーズの変化、不透明な将来)に対処するために推進します。それぞれ現場、開発、経営の各プロセスには、3つの不確実性に対処できない、課題を解決できないボトルネック、制約事項が存在します。

 機能レベルはボトルネックを、その機能レベルを構成する手順レベルには制約事項が存在するはずです。その制約事項をどう解決しシステム化するかはITプロジェクトを成功させる重要な視点です。

 ボトルネック、制約事項を改善した上で最上位の活動レベルの管理指標を明確にし、売上利益が計画どおりか、業績は最大化しているか、ビジネスマネジメントのPDCAを実行できるよう必要な情報を提供する仕組みを実装します。

 ITプロジェクトを企画する際、現場プロセスを理解している人達による機能レベルの考察が必要です。マネジメントビューとしてのボトルネックを明確にすることは、ITプロジェクトの重要性について同僚、社内、経営の理解を得、実行できるプロジェクトにするテクノロジストビューへの検討推進を行うための最低条件です。