論理的リエンジニアリング

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論理的リエンジニアリング

パラダイムシフトに対処するリエンジニアリングを成功させる方法は明確です。

 何をどのようにリエンジニアリングするかを考えるのは大変です。検討、議論はするが、なかなか皆が合意できる実行計画を作成できずに終わってしまうことは珍しくありません。その原因は、実は明確で、企業経営のフレームワークを持たず、全てを白紙から検討するからです。付加価値を最大化し、最適なタイミングで消費者に届ける、それを永続させることができれば、パラダイムシフトがもたらす3つの不確実性に対処できるはずです。

 パラダイムシフトに対処するリエンジニアリングを成功させる方法は、企業経営のフレームワークを明確に理解することです。現場、開発、経営の役割分担、企業利益(Σ(VxN))最大化、付加価値(V)最大化、販売数量(N)最大化、VとNを最大化する知識の役割、開発、利用を理解することができれば、リエンジニアリングの議論は発散せず、皆が合意できる実行計画を策定することは難しくありません。

 経営改革、リエンジニアリングを専門とするコンサルタントに依頼することはありますが、期待した実行計画ではない、社内の皆んなが合意できるものではない、具体性に乏しい、など期待外れになることも珍しくありません。メソッドらしきものを持っているコンサルタントもありますが、多くの場合、前述した企業経営のフレームワークに沿ったメソッドではありません。だから、結果に結びつかないのです。

 企業という組織がどのように付加価値を創造し、顧客に届けているか、途切れることなくお客様が求める付加価値の源泉は何か、そのフレームワークを理解することは難しくありません。難しいのは、それを実現する知識開発であり、現状を改革することへの抵抗です。産業社会優位から消費社会優位へのパラダイムシフトを適切に、正しく理解できれば、そんな難しさを乗り越える可能性を見出すことができるはずです。